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outrageous

 私の願いと申しますのは、自分がちっとも変わらずに、地球上の誰よりも邪悪で、間抜けで、みじめな人物になることなんです。

プロフィール
HN:
十佐間つくお
性別:
男性
自己紹介:
▼『足のうら怪談 全』
(outrageous novels)
カバーイラスト・あらいあき
デザイン・テンテツキ
税込600円
タコシェ(中野ブロードウェイ内) にて取扱中。

▼『余裕の暮らし』
(せたがや文化財団)
1400円+税
装画・あらいあき
装丁・ゼンマイアタマ

▼『みちのく怪談コンテスト傑作選2010』
(共著/荒蝦夷)

▼お仕事の依頼はこちらから
tsukuo182●ever.ocn.ne.jp
(●を@に変えてください)
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2024.05.03 (Fri)
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▼『余裕の暮らし』(十佐間つくお名義)


余裕の暮らし』 十佐間つくお ISBN978-4-88142-527-5

発行 世田谷区・公益財団法人せたがや文化財団/創英社
発売 2011年11月
260ページ、1400円+税
カバーイラスト・あらいあき
装幀・ゼンマイアタマ

世田谷区芸術アワード‘飛翔’文学部門と世田谷文学賞をW受賞した「世田谷一番乗り」を含む四編を収録した初の小説集。

●収録作品
「世田谷一番乗り」
「余裕の暮らし」
「牧野夫妻の奇妙な冒険」
「二番目の男のブルース」

「あとがきから読む人のための、あるいは、小説にあまり興味がない人のための、もしくは、さらっと立ち読みしているだけの人のための、しかし、小説本文を読んでいまいちピンと来なかった人のためになるかどうかは分からない、いくらでも書いていたい長い長いあとがき」

●帯文より
作者は一種の天才なので読み始めてしばらくはついていけないのだが、何ページか読み進むうちに必ず「これは笑える」と感じられる瞬間がある。そこから先は笑いが止まらなくなる。何度も爆笑し苦笑しそして最後に悲しくなる。それは時代の悲しみであり人間の悲しみだ。新しくて刺激的な最良の文学がここにある ―――三田誠広

集まるといったら公園か、広場か、なにもない空き地しかない若者の、この時代のすごし方が気持ちよく書かれている。しっかり呼吸し、観察し、考え、距離感をたもってお互いを認めあう姿から、静かな知性がみてとれ、わびしい話なのに、明るくて希望の広がりがある。 ―――青野聰

一見、気ままに投げやりな暮らし方をしているかに思われる人物たちの中に、前途が見出せない焦燥感や鬱屈がわだかまっている状態を、上手にユーモアをまじえて明るい軽妙な筆致で、あざやかに浮かびあがらせるあたりに、才能の閃きがはっきり感じられます。深刻な事態を軽快に描くのは、言うは易く行なうは難い小説作法ですが、この作者は若いなりにそれを身に着けているようです。 ―――菅野昭正


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2016.12.31 (Sat)
Category[小説『余裕の暮らし』]
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